残虐姫
ガチャ


「「「キャーーーーー」」」

?事件?

「姫あれあれ」

指をさした方を見ると要達が囲まれていた

すごいわ正に女の戦い

「うぅ〜泣」

声のする方を見ると花蓮が泣いていた

えっ!

『花蓮どうしたの?』

「要が取られちゃう〜泣」

いやいやあんなにもウザそうにしているのよ
しかも花蓮に凄く甘い要なのよ!
取られるわけがないわ


そう思った瞬間


要がカッと目を見開いて気がついたら花蓮を抱きしめていた

「どうした?」

焦っている要は花蓮の頭を撫でている
暑いわね

「要がどこかに行くと思ってぇ〜泣」

「行かない」

あー暑くなってきたわ

『美幸いきましょ』

「そうだねー」

見てるこっちが恥ずかしいくらいのラブラブっぷりにもう女の人たち諦めて爽他とかにまわってるし

「ひめどうするー?あそこにはいるー?」

『嫌よ。あいにく私男には困ってはいないの』

「それもそっかーじゃあ先に遊ぼうー!」

『あっでもアンジュ』

「あー!忘れてたー!ゆうー!」

そう叫ぶと荷物番をしている優が駆け寄ってきた

「何だ?」

『ごめんなさい。このこまかせてもいいかな?』

「いいよ。楽しんでこいよ」

心良くアンジュを受け取ってもらい美幸と海を楽しむ


「姫ー!あっちまで競争しよー!」

『いいわよ。負けないわ』

「じゃあ!ヨーイドン!」

そう言ってから泳ぐと私が一番だった
でもおかしい。美幸が一向にこない

『美幸〜?』

そう言いながら周りを見渡すと

「助け、、、て」

少し向こうに溺れている美幸がいた

えっ!

慌てて助けに行こうとするけど波が強くなり一向に進めない

どうしたら…

そう思ったら美幸が引き上げられた

そこにいたのは

「ゴホゴホッはぁはぁ」

「大丈夫か?」

優がいた

「はぁはぁ死ぬかと思った」

「ったく心配させんな」

「ごめんごめん」




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