残虐姫
「えっでも…」


「私はぁ〜養子なんだよぉ〜」


「そうなんだ、だから血の一滴も繋がってないんだ」

「そうなんですか」

「でもねぇ〜私は水は血よりも濃いって言うし気にしてないんだよぉ〜」


あははぁ〜


「、、、そう思えるほど両親が好きなんだな」


「うん!だぁーいすきだよぉ!」


パパはとってもかっこいいし良き理解者だし

ママはとっても優しいしかっこいい

だからだぁーいすき!


「花蓮俺たちもだーいすきだぞ」

「うんうん」

嬉しいなぁ


「昴くんだったかな?ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

パパ?

「彼氏さんに話してみなさい」

ママ?


あっそっか〜要に私の過去を話せってことかぁ

じゃないと認めなさそうだなぁママとパパ


「ん?何のことですか?」

「ははっ昴くんにオススメの紅茶を淹れてあげるよ」

「マジですか!わりぃーな!要!花蓮先行っててくれ」

あははぁ〜昴くんがお馬鹿さんでよかったぁ

「いいよぉ〜要こっちだよぉ〜」


「、、、あぁ」

ガチャ


「要に私の昔話聞いてもらいたいんだぁいいかな?」

「あぁ」



ここからは私の最も憎む昔話


パパとママに出会うまでの話




私が私になった話し



















< 288 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop