残虐姫
「でもでも男同士だし」

「ははっそんなの気にしないさ。ただ単に好きになった相手が男だっただけだよ」

かっこいいなぁー

私もそんな人に出会いたいなぁ

「名前は〜?」

「かっ花蓮です!」

「どんな漢字〜?」

漢字?

「えっと〜花って書いてハスの花の漢字です」

「わぁーおいい名前だねーいいなー」

「あのっ!名前教えてもらってもいいですか!」


「あっ!俺〜?俺はねー礼央だよー礼にんーなんのおだろ?まぁいいやー」

なっ何だかマイペースな人だなぁ

「二人ともいい名前だと思うけどね。あっ!でも花蓮僕のことはパパって呼んでね?」

えっ!パパ〜?

「あっ!じゃあ俺もママって呼んでー」

「うっうん!パパ!ママ!」



それから私達はアフタヌーンティーを飲みながら喋った


それにしてもママの喋り方って可愛いなぁ

私も真似しちゃおーっと




それから私の口癖が変わった


ママとパパはとーっても愛情をくれた

植物を育てる楽しさ

楽しいお話もした


でも心の隅にいつもいるのはお姉ちゃんだった

今はどうしているのか

っと




それから要達に会ったり雅ちゃんに会ったり

してとても楽しくてお姉ちゃんのことを気にすることはなくなっていった











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