残虐姫

「姫何してるの？」

ハッ！そうだ今日は執事がいないから自分で開けるんだわ！どうやって開けるのかしら？

「姫ちゃん？気分悪い？酔っちゃったぁ〜？」

『違うのねぇこれってどうやって開けるの？』

シーン

えっなにこの雰囲気何かおかしなこと言ったかな？

「あっそっかーいつも開けてもらってるから知らないのか！よし！じゃあ練習してみよう！」

「頑張ってぇ〜！姫ちゃん！」

『えぇ』


そうして何度も練習した結果私は

車のドアの開け方をマスターできた

「よかったねー姫一歩前進じゃん！」

『えぇそれはいいのだけれどここが倉庫？』

目の前にあるのは家としか思えないほどの綺麗な建物

「そうだよぉ〜！ようこそ！姫ちゃん！」

そう言ってシャッターを上げると

「「「こんにちわ！花蓮さん！」」」

これってどっかで見たことあるような
まぁいっか

「みんなこんにちわぁ〜今日はお客様がいるのぉ〜美幸ちゃんと姫ちゃんだよぉ〜」

「久しぶり〜！みんな〜！」

「美幸さんだ！」

「寂しかったぜ！」

「元気そうだな！」

入りにくい入りにくいよ
なんかお邪魔してもいいのかしら

「姫？早く入りなよ！クーラ付いてて涼しいよ‼︎」

クーラ？よし入ろう

『お邪魔します』

シーン

なにこれまたデジャブ？やっぱり入っちゃいけなかったのかしら

「「「オォーーー！！」」」

「俺と付き合ってください」

「いやいや俺と！」

「抜け駆けすんな俺と付き合うんだよ！」

ここ学校じゃないわよね？