残虐姫
「Blackの幹部をやっている 月影 爽他 (つきかげ そうた)です。気軽に爽他って呼んで?」

爽やかだ!こんなに爽やかな人初めて見た!

『えぇよろしく私も気軽に姫と呼んで?』

「おぉー‼︎姫が!姫が!男の人に気を許したーーー!」

あっ確かに下の名前を呼ばせてるのってパパと要さんだけだったなぁーなんかいつも男の人と話してるとあぁーこの人嫌だなっていう雰囲気を察知してまうのよね

『そうね爽他はそんな人じゃないってわかるしこれからもよろしくね?爽他』

にっこり微笑んだら

ダッ

えっ逃げて行ってしまった
嫌われた!泣

『嫌われたわ何か嫌なことしたかしら』

「いやいや!そんなことないよ!」

「そうだよぉ〜!あっそうだぁ!爽他君にもハンバーグ出来たやつ味見してもらおうよぉ〜」

「そうだね!それがいいよ!さっ!姫作ろう!」

そうね!仲直りの印にハンバーグを作って渡せばきっと許してもらえるわ!

『えぇそれじゃあ花蓮お願いします!』

「うん!それじゃあ〜作っちゃいましょ〜!」



それからは大変だった

「あっ姫ちゃん!お米は洗剤を使わないでそのままお水で洗うんだよぉ〜!」

えっ!そうなの!?知らなかったわ

「えっ姫ちゃん何で包丁がまな板に刺さってるのぉ?」

『手が滑ってしまって』

「きゃー!姫ちゃん!そんなに入れたらダメだよぉ〜!美幸ちゃーん!てつだってぇ〜!」

うっ私って料理の才能ないのね

『ごめんなさい』

「気にしないでぇ〜誰だって最初はこうなんだから」

『そうなの?みんなこの難関をクリアしたのね!それじゃあ私頑張るわ!』

よし燃えてきたわ!


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