JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
変化
数日後。


「おかえり、憧子さんっ。
今日すごく寒くなかった?」

その日休みだった響に出迎えられる。


「うん、でも工場は空調が効いてるし…
これのおかげで、あったかい」

キュッと掴んだそれは、秀人とドライブした時に貸してもらったマフラーで…

1度はありがとうと返したものの。
まだ寒い日が続くからと、引き続き使わせてくれてた。


すると、ふいに…

おでこにキスが落とされる。



「えっ…」

意味がわからず戸惑うと。


「なんか、俺の物にくるまってる憧子さんが可愛いくてっ」

そう理由を告げられて…
さらに戸惑う。


そんな可愛いがるキスや、ただのキスは、最初にそうされた時から日に日に増えてて…


「戸惑われると、余計煽られるんだけど」

その言葉に続いて、また。



「憧子さん、もっと…

舌出して?」


「っ……」


応じた私の舌を、響のそれが絡め取る。


最近は、響とのキスが気持ちいい。



そして、最近は朝だけじゃなくなったキスガムの、唇愛撫も気に入ってる。

しかも口移した後。
一瞬艶っぽく見つめて、ちょっと照れくさそうに笑う響が可愛い。
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