JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
そういえば秀人は、ドライブをまた来月って言ってたけど。
前回同様、第3日曜日だと思ってたらどうしよう…

その前に変更しなきゃ。

いやその前に、よく考えたらそれも浮気になるんじゃない?


でも秀人は友達だし、断って心配かけたくないし…

だからって、響の存在は言いづらい。



「…考え事?

今の、電話の人の事?」

行為前のキスを始めてた響に、心ここにあらずの状態を問いただされる。


図星で「えっ…」と戸惑うと。

切なげに、視線が1度落とされた。



「…今日は、やめる?」


「…ううん。

やめたく、ない…」


だって、ここでやめたら申し訳ないし…

キスだけじゃなく、当然その行為も日に日に気持ちよくなってた。



「ごめん…
響と、したい…」

そう訴えかけると。

その人は一瞬驚いた顔をして、嬉しそうな戸惑いを見せる。


あ、可愛い…

だけどそれは、すぐに豹変して。


「俺も…
憧子さんを抱きたい」

その言葉を皮切りに。


その日はいつになく、情熱的に求められた。





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