JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
唇はもちろん。
腕とか、太ももとか…
手首を噛み付かれて以来、あちこちにそれは繰り返されてて。
その都度身体が、ゾクゾクと疼いてたまらない。
だけど今までは噛むのを遠慮してたのだろうか…
「ねぇ、響は…
噛み付くのが好きなの?」
行為を終えて、そう尋ねると。
「…
そうみたいだね」
「そうみたい?」
自分の事なのに。
「…ん。
だってそうしたくなったのは憧子さんが初めてだから…
って、噛むのダメだった?」
「ううんっ、いーけど…」
私が初めて、って。
どうしよう…
胸が痛いくらい騒いでる。
なのに追い打ち。
「…
好きだよ、憧子さん」
そう囁いて、再び唇を重ねる響。
その新たな粉飾の言葉は、愛してるよりソフトなのに…
逆にリアルで、胸が激しく揺さぶられる。
「んっ…
私も好きっ…」
だけど何事もなかったように、いつもと同じく行為中のセリフとしてそう返すと…
響の瞳はなぜか、切なげに翳って見えた。
そして私は…
口にした好きという言葉に、ドキドキしていた。
腕とか、太ももとか…
手首を噛み付かれて以来、あちこちにそれは繰り返されてて。
その都度身体が、ゾクゾクと疼いてたまらない。
だけど今までは噛むのを遠慮してたのだろうか…
「ねぇ、響は…
噛み付くのが好きなの?」
行為を終えて、そう尋ねると。
「…
そうみたいだね」
「そうみたい?」
自分の事なのに。
「…ん。
だってそうしたくなったのは憧子さんが初めてだから…
って、噛むのダメだった?」
「ううんっ、いーけど…」
私が初めて、って。
どうしよう…
胸が痛いくらい騒いでる。
なのに追い打ち。
「…
好きだよ、憧子さん」
そう囁いて、再び唇を重ねる響。
その新たな粉飾の言葉は、愛してるよりソフトなのに…
逆にリアルで、胸が激しく揺さぶられる。
「んっ…
私も好きっ…」
だけど何事もなかったように、いつもと同じく行為中のセリフとしてそう返すと…
響の瞳はなぜか、切なげに翳って見えた。
そして私は…
口にした好きという言葉に、ドキドキしていた。