JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
ただいま、の声を聞くと。
すぐにその人に駆け寄って…


「お帰りなさいっ…」

思わず抱きついた。


「っ…

え、どうしっ…
なんかあったのっ?」


あった…

だけどその人が明かさない事を口にするわけにもいかず。


「…うん。
ちょっと、嬉しい事があって…」


「嬉しい事っ?

…、どんな事?」


「……秘密」


「え、秘密っ?
すごい気になるんだけどっ。


でも…

嬉しいなら良かった」

そう抱きしめられて…


もっと嬉しくなる。



私も響に、何かしてあげたい。





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