JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
「憧子さんっ!」
マンション下の駐車場に着くと。
降りようとした私の腕を掴んで、引き止める響。
「っっ……」
ここまでの数時間、なんとか気持ちを落ち着かせはしたものの…
突然の行動に言葉を詰まらせると。
「っっ…
ごめんっ……」
その人が辛そうに顔を歪めて項垂れる。
「っ…
なんで響が、謝るの?」
「っ、なんでって……」
今度はその人が言葉を詰まらせる。
それはそうだろう…
自分に落ち度はないんだから、弁解のしようがない。
「響は何も悪くない。
それより、大丈夫?」
「…っ、えっ?」
「…
ちひろさんの事、辛かったんじゃない…?」
途端その人は、目を大きくして…
すぐに、たまらなそうに唇を噛んで俯いた。
腕を掴むその手には、ぎゅっと力がこめられる。
「俺はっ、大丈夫…
けど憧子さんに、申し訳なくてっ…」
マンション下の駐車場に着くと。
降りようとした私の腕を掴んで、引き止める響。
「っっ……」
ここまでの数時間、なんとか気持ちを落ち着かせはしたものの…
突然の行動に言葉を詰まらせると。
「っっ…
ごめんっ……」
その人が辛そうに顔を歪めて項垂れる。
「っ…
なんで響が、謝るの?」
「っ、なんでって……」
今度はその人が言葉を詰まらせる。
それはそうだろう…
自分に落ち度はないんだから、弁解のしようがない。
「響は何も悪くない。
それより、大丈夫?」
「…っ、えっ?」
「…
ちひろさんの事、辛かったんじゃない…?」
途端その人は、目を大きくして…
すぐに、たまらなそうに唇を噛んで俯いた。
腕を掴むその手には、ぎゅっと力がこめられる。
「俺はっ、大丈夫…
けど憧子さんに、申し訳なくてっ…」