JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
「っ、母さんっ?」
「うぅ、ごめんねっ…
ごめんねぇっ…
母さんいつも、あなたを追い詰めてしまっててっ…」
瞬間。
胸が詰まって、私まで嗚咽が零れた。
「わかってたのっ、わかってたんだけどっ…
不安定なあなたが、あの頃にまた逆戻りしそうで怖くて…
どうやったらその命を繋ぎ止められるのか、どうやったら立ち直らせられるのかっ…
不安でっ、つい焦ってしまってたっ…」
死にそうだった私を前に、死んでしまいそうだったその人の姿が浮かんで…
さらに涙が勢いを増す。
そして、どうやったらその命を繋ぎ止められるのかという言葉で…
自ら命を絶ったらあの世でも一真に会えないと、繰り返し諭されてた日々を思い出す。
私はそれを言い聞かせてて。
「ううんっ…
母さんが焦るのも無理ないしっ…
そんな思いに背中を押されて、今まで頑張って来れたんだと思うっ。
ありがとう…
たくさん心配かけてごめんっ……
母さんありがとうっっ…」
そうしてしばらくの間、私たちは玄関先で泣き続けた。
ー「今までを取り戻せる日も、きっと来る」ー
その日が来たという作り話は、ほんとになって…
ううん。
響との日々を無駄にしたくない思いが、ほんとに変えたのだ。
「うぅ、ごめんねっ…
ごめんねぇっ…
母さんいつも、あなたを追い詰めてしまっててっ…」
瞬間。
胸が詰まって、私まで嗚咽が零れた。
「わかってたのっ、わかってたんだけどっ…
不安定なあなたが、あの頃にまた逆戻りしそうで怖くて…
どうやったらその命を繋ぎ止められるのか、どうやったら立ち直らせられるのかっ…
不安でっ、つい焦ってしまってたっ…」
死にそうだった私を前に、死んでしまいそうだったその人の姿が浮かんで…
さらに涙が勢いを増す。
そして、どうやったらその命を繋ぎ止められるのかという言葉で…
自ら命を絶ったらあの世でも一真に会えないと、繰り返し諭されてた日々を思い出す。
私はそれを言い聞かせてて。
「ううんっ…
母さんが焦るのも無理ないしっ…
そんな思いに背中を押されて、今まで頑張って来れたんだと思うっ。
ありがとう…
たくさん心配かけてごめんっ……
母さんありがとうっっ…」
そうしてしばらくの間、私たちは玄関先で泣き続けた。
ー「今までを取り戻せる日も、きっと来る」ー
その日が来たという作り話は、ほんとになって…
ううん。
響との日々を無駄にしたくない思いが、ほんとに変えたのだ。