JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
だけど少し、新たな夢に不安がよぎる…
一度そんな夢を失った私は、また失うのが怖いのだ。
*
*
*
「なぁ憧子。
俺もっともっと勉強して、世界一幸せなマイホームを設計するからさっ。
憧子はそれに、世界一幸せな照明をよろしくなっ?」
「それスケール大きすぎなうえに、難しすぎるんだけどっ」
「あれ、そんな弱気っ?
夢も目標も、志が大事なんだって!」
「まぁ、確かに…
うん、いつかそんな家に住みたいねっ」
「住みたいじゃなくて、住もうなっ?」
*
*
*
「起こすよ?憧子さん。
…憧子さん?」
そう覗き込まれて、ハッとする。
タオルドライを終えてた響に、「ごめんっ、ありがとう」と取り繕いながらも…
胸の痛みを引き摺ってると。
叶えられなくなった夢を知ってるその人は、私の気持ちを察してくれたのだろう。
起こした身体が、横からふわりと。
その体温に守られて…
気持ちがぶわっと、溢れ出す。
「っ、お願いっ…
響はいなくならないでっ……」
「っっ…
いなくならないよっ?
ずっと憧子さんを守り抜く。
たとえ絶対がなくても、俺は魂になっても傍にいるっ」
一度そんな夢を失った私は、また失うのが怖いのだ。
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「なぁ憧子。
俺もっともっと勉強して、世界一幸せなマイホームを設計するからさっ。
憧子はそれに、世界一幸せな照明をよろしくなっ?」
「それスケール大きすぎなうえに、難しすぎるんだけどっ」
「あれ、そんな弱気っ?
夢も目標も、志が大事なんだって!」
「まぁ、確かに…
うん、いつかそんな家に住みたいねっ」
「住みたいじゃなくて、住もうなっ?」
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「起こすよ?憧子さん。
…憧子さん?」
そう覗き込まれて、ハッとする。
タオルドライを終えてた響に、「ごめんっ、ありがとう」と取り繕いながらも…
胸の痛みを引き摺ってると。
叶えられなくなった夢を知ってるその人は、私の気持ちを察してくれたのだろう。
起こした身体が、横からふわりと。
その体温に守られて…
気持ちがぶわっと、溢れ出す。
「っ、お願いっ…
響はいなくならないでっ……」
「っっ…
いなくならないよっ?
ずっと憧子さんを守り抜く。
たとえ絶対がなくても、俺は魂になっても傍にいるっ」