JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
ねぇ、どうしてそっとしてくれないの!?
私、もう頑張れないよ…


ねぇ一真助けてよっ…

ねえ誰か助けてよっ!



苦しいよ…






そして夜中に目を醒ます。


今服用してる眠剤は即効性もあって、こんなふうに途中で目が醒めてしまう中途覚醒にも有効だ。

だけど私はたまに中途覚醒を引き起こす。


それは、ストレスが強い時や休日がほとんどで。
また眠れる時もあるけど、今みたいに眠れそうにない時の方が多い。

そんな時は…


一真と過ごす。




響を起こさないようにベッドを抜けると…

キッチンの引き出しからイヤホンを取り出して、ダイニングのソファに座った。


開いた携帯の動画に、眩しい姿が映し出されたと同時。
差し込んだイヤホンから、愛しい声が流れ込む。



彼と出会ったのは夏だった。

夏の太陽に負けないくらい、眩しい人だった。



その姿は瞳を透って、
その声は耳を伝って…

身体に溶け込んで、涙に変わる。




あぁ…

会いたいなぁっ…
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