JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
「一真ぁっっ…

ねえ、一真ぁあっ!


会いたいよっ…
ねぇ、会いたいよおっ!


なんでいなくなるのっ?
なんで置いてくのよっ!

連れてってよっ…
私も一緒に連れてってよっっ!

一真の所に行きたいよっ…


愛してるっ、
ねぇ愛してるっ…


ねぇ…

ねえっ!

会いたいのっ、
会いたいんだってばっ!

ねぇお願いっ!


一真に会いたいよっ…」



砂浜にグシャっと崩れて、手をつくと…
溢れ出してた涙がボタボタと、落ちては消えた。



「ごめんっ…

ごめんね、一真…」

悔しさに、砂を握りしめて呟くと…


ふわっと、響の上着が掛けられる。


叫びに触発されて、いつしか感情が高ぶってた私は。
そんな響に縋る思いで…

ずっと声にしたかった思いを吐き出した。



「ねえっ、悲しみにタイムリミットなんてあるのっ?

無理だよもう、これ以上立ち直れないっ…
私は悲しいの、苦しいのっ、後悔は尽きないの!」
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