JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
時間とともに、悲しみは薄れてく…
だけど愛はずっと募ってく。

なのに、与える相手はもういなくて…

新たな悲しみに、日々苦しめられるんだと思う。


誰かにわかって欲しくて、前にツイッターで呟いた言葉。



「それじゃあ一真が悲しむっ?
そんな事わかってる…
ううんっ、わかってない!

ここにいないのにっ、どう悲しむってゆうの!?

悲しいのは私だよっ…
残されたから、生きてるからっ、悲しいのは私っ!

彼のためなんて割り切れるほど強くないっ…」


思いは後から後から、溢れてく。



「なのに母さんは、頑張れ、立ち直れって…」


昔からよく聞かされてた…

努力はきっと、自分に戻って来るからって。


それは、いつになるかわからないし…
頑張った事と違う形かもしれないと。

でも必ず、戻って来るからって。


それを信じて…



「私はずっと頑張って来た!
なのにこんな結果になったじゃないっ!」

戻って来たのは、残酷な日々。
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