JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜
「っ、ほんとかっ!?
じゃあさっそくっ、今度の日曜はどうだっ?」

沈黙が嘘のような、興奮の反応。


「…速攻ね」


でもその日は確か、第3日曜日。
響が休みかもしれない…

そう思ってハッとする。

別に響に合わせなくていいのに。



「いいわよ?
じゃあ、来週ね」


「っっしゃ!車掃除しとくっ」


「え、汚いの?
車、私が出そうか?」


「バーカ、いつでも乗せれるよーにピッカピカだっつの!
さらにだよっ、さらにっ」


「……そう」


いつにも増してハイテンションな秀人に…
そのドライブが思いやられる気がした。





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