ifの奇跡
動き始めた運命の歯車
彼と付き合うようになって1ヶ月半が過ぎたある12月の週末…
私は冬吾と2人であるテーマパークに遊びに来ていた。
上京してから約2年、女友達とは何度も遊びに来たこの場所も隣にいるのが、冬吾に変わっただけで夢の国がもっともっと特別な世界になった。
開園と同時に中に入ると、私たちを出迎えてくれる可愛いキャラクター達にテンションも上がっていく。
週末ということもあって、たくさんの親子連れやカップルで賑わっていた。
時間が経ち空が徐々に暗くなってくるとクリスマスムード満点の園内は更にキラキラとその輝きを増していく。
夜のパレードを見るため隣に立つ冬吾が、私の頭につけられたクリスマスバージョンの大きなリボンが付いたピンク色の耳を見て優しく微笑むと
「莉子…可愛いすぎ」
そう甘い言葉を囁いて、冬吾の顔が近づいてきた。
周りに人もたくさんいる中で、彼は戸惑うことなく私の唇を奪っていく。
軽く触れ合うだけで直ぐに離れていくと思っていたのに…彼のキスは深くなる一方で体がピクンと反応すると同時に口からは甘い吐息が漏れそうになった。
慌てて、冬吾の胸を軽く押し…離れていく彼の顔がはっきりと目に移ると、
彼は片方の口角を少しだけあげて満足そうに私を見下ろしていた。
ドキンッ
そんな冬吾の瞳に見つめられ胸が高鳴っていく。
そしてもう一度近づいてきた冬吾に思わずビクッとしてしまった直後、
「俺を煽るお前が悪いよ…」
私の耳元で彼はイジワルにそう囁いた。
私は冬吾と2人であるテーマパークに遊びに来ていた。
上京してから約2年、女友達とは何度も遊びに来たこの場所も隣にいるのが、冬吾に変わっただけで夢の国がもっともっと特別な世界になった。
開園と同時に中に入ると、私たちを出迎えてくれる可愛いキャラクター達にテンションも上がっていく。
週末ということもあって、たくさんの親子連れやカップルで賑わっていた。
時間が経ち空が徐々に暗くなってくるとクリスマスムード満点の園内は更にキラキラとその輝きを増していく。
夜のパレードを見るため隣に立つ冬吾が、私の頭につけられたクリスマスバージョンの大きなリボンが付いたピンク色の耳を見て優しく微笑むと
「莉子…可愛いすぎ」
そう甘い言葉を囁いて、冬吾の顔が近づいてきた。
周りに人もたくさんいる中で、彼は戸惑うことなく私の唇を奪っていく。
軽く触れ合うだけで直ぐに離れていくと思っていたのに…彼のキスは深くなる一方で体がピクンと反応すると同時に口からは甘い吐息が漏れそうになった。
慌てて、冬吾の胸を軽く押し…離れていく彼の顔がはっきりと目に移ると、
彼は片方の口角を少しだけあげて満足そうに私を見下ろしていた。
ドキンッ
そんな冬吾の瞳に見つめられ胸が高鳴っていく。
そしてもう一度近づいてきた冬吾に思わずビクッとしてしまった直後、
「俺を煽るお前が悪いよ…」
私の耳元で彼はイジワルにそう囁いた。