女子力コンプレックス
「そんな訳ね―じゃん。あいつは〝ただの友達”だよ。」

「よかったぁー。なら安心。」


あれっ、なぜか私の胸の中には〝ただの友達”という言葉だけがポツンと残されていた。


下校中、私はお昼の出来事を思い出していた。

やっぱり、私は〝友達”という洞窟から抜け出せないのかな……


そんなことを考えているうちに家に着いた。
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