それでも私は君が好き
「はぁ?」
本当に何言ってるの?意味がわからない。
あいつは私のことを全く意識していないから、休日に普通に遊びに誘ったりしてくる。
近くて、遠い。それが私とあいつの距離。
「まじでお願い!美鈴しかいないんだよ」
両手をあわせて必死に頼んでくる優斗。
…断れる訳ないじゃん……。
「いいよ。一緒に行く」
「さすが美鈴!本当にありがとう」
嬉しそうな優斗、私はこの顔に弱いんだよな…。