ラブ×コントロール
いつまでこの状態でいれば…?
しかも髪触られてるし。
……ダメっ、もう限界!
「あー!私そろそろ帰るよ、雨上がったし…」
「あっ?あ~そうだな…」
戸惑いを悟られない様にそう言うと、カイも平然とそう言ってきた。
“駅まで行こうか?”と言ってきたカイを断り、私はカイの家を飛び出した。
はぁっ…。
私、あの瞬間どうすればいいか分からなかった…。
カイはどんな気持ちで私といたんだろう…?
いつも平然として、平気そうな感じに見えるカイ。
とまどってなんか、ないのかな…?
でも何だか今日は少し優しかったな。
けど、やっぱりアイツは何考えてるか分かんないヤツだった。