ラブ×コントロール
「あっ…ありがとう」
メガネを外した水内くんの顔は、少し照れてるのか、熱があるのか少し赤くなっていた。
「今るりちゃん達はカレー食べてるよ」
「そっか、本当にありがとう助かったよ」
「ううん全然、それにしても2人とも可愛いね?で水内くんいつも2人の面倒見てて本当に偉いよね…」
「うん、でも…今の僕には一番大切なものなんだ」
「そっかぁ~」
本当に妹の話をする時の水内くんは、優しい顔するなぁ。
「もう少し横になったら?」
「うん、そうだね」
そう言うと水内くんは体を倒して横になった。
「じゃあ、私は片付けたら帰るね?」
立ち上がろうとしてそう言うと、パシッと手を掴まれる。
「ゴメン…もう少し、ここにいて?」
「えっ?…うん…」
水内くんに手を握られたまま、私はもう一度座ることに。
水内くんにジッと見つめられ、手も握られ、私はどうしたらいいか分からなくなった。