ラブ×コントロール


「水内くん大丈夫?とにかく今はしっかり休んで?」


私は水内くんの背中をさすりながら言った。


「ゴホッ…そうみたいだね…分かったよ、今日はありがとう、妹達も嬉しそうだったよ」


「うん、それなら良かった」


「送ってあげられなくてゴメンね?気を付けて」


「うん平気、じゃあ」


私はそう言って部屋を出ると片付けをして、るりちゃんとまりちゃんにバイバイと言って水内くんの家を出た。


水内くん、良くなるといいな。


でも、私の事“大切”だなんて…。


そんな風に思ってたなんて…でも熱のせいかも?


水内くんの気持ちに、とまどいながら私は帰った。



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