ラブ×コントロール
「あ~宇美ありがとう、だいぶ進めてもらったのね?」
「うん、まだ料理が途中だけど」
「あ~いいのよ、代わるわっ」
「うん」
「あっ、ゴメ~ン宇美、お母さんケーキ取りに行ってくるの忘れたわっ」
「ケーキ?じゃあ…私取りに行ってくるよっ」
「いいの?」
「うん、ちょっと外出たかったし」
「そう?じゃあゴメン、頼むわ」
「は~い」
そう言って、私はコートを着て出かける事に。
駅前のケーキ屋に着くと、予約してあったケーキを受け取り、ケーキ屋を出て駅に向かった。
…と目の前に見覚えのある二人が、
「あっ…」
「あれっ?咲原じゃんっ」
「一平くんと…カイ」
偶然会ったのは、部活帰りらしいカイと一平くんだった。
どうやら、幹野くんは今から絵美とデートらしい。
絵美、頑張ってるんだな~。