ラブ×コントロール
揺れる心
そして、年が明けて新学期に入った。
私は久々に絵美と会って、絵美からクリスマスデートの報告を受けながら登校していた。
「それで一緒にご飯食べて、プレゼント渡したんだっ、まさかオッケーされると思わなかったからめっちゃ嬉しかったぁ~っ」
「そうだったんだ、良かったねっ絵美」
絵美は本当に真っ直ぐで可愛いなぁ~。
私にないものいっぱい持ってる女の子。
「ねぇ、もしかしたら幹野くん絵美のこと…」
「うーん、それが分かんないの…幹野くんそういう感じの言葉は言ってくれないっていうか…うまくはぐらかされて~」
「そうなんだ」
“そういう感じの言葉”か…。
「友達のまま終わりたくないから、頑張ろうっ」
「そっか」
本当このパワーすごいな。
「で?宇美の方は本道とどうなのよ?」
「えっ?…あ~特には…」