ラブ×コントロール
そう言うと水内くんは、いつもの爽やかな笑顔を私に向けた。
「良かったら開けて?」
「うん…開けるね?」
袋のヒモをほどいて中を取り出すと、出てきたのはキラキラした可愛らしい髪止めだった。
「咲原さん髪長いでしょ?それで止めたらきっと可愛いだろうなぁと思って」
「うん可愛い、ありがとう」
「喜んでくれて良かったよっ」
「うん…」
変わらない水内くんの笑顔に、胸がズキンッとした。
水内くん私の為にこんなプレゼントまで…。
プレゼントを手に握りながら、私が思いふけっていると、
「咲原さん、僕もう…君のこと見てるだけなのはやめるよ」
「えっ?」
「咲原さんには、僕のそばにいて欲しい」
「……っ」
「言ったでしょ?君は僕には大切な人なんだ」
「水内…くん」
すると突然、私の頬に水内くんの手が触れる。
えっ?…何か顔が近づいてきてる?
その時、