ラブ×コントロール
「昨日あれから言われたの、幹野くんに…その…………オッケーだって」
「…え?」
「だから~ね?その…私達付き合う事になったのっ」
「ウソ~!?本当に~?やったぁ―良かったよ絵美っ~」
私は興奮して絵美の手を強く握った。
「うん、ありがとう~私も信じられないよっ…ていうか宇美手痛いっ」
「あ~ゴメンねっ、じゃあ嬉しくて眠れなかったんだね?」
「うん、そうなのっ」
「そっかぁ~良かったぁ~おめでとうっ」
キーンコーン♪
「あっ、もう終わった休憩」
チャイムが鳴り二人は教室へ戻った。
私は、嬉しくてニヤニヤしながら授業を受けていた。
良かったぁ~絵美。
頑張ってたの実って。
すると、ニヤニヤしてた私に気づいたのか、同じ列のカイがこっちを見て呆れた顔をしていた。