ラブ×コントロール
カイの言葉に私は恥ずかしくなり、掛け布団を握りしめながら言った。
「へっ…変態っ!」
「なっ…!?何言ってんだお前っ、本当可愛くねーなっ!失礼なヤツっ」
腕組みしながら、カイは視線をそらす。
「あ~ゴメンつい…いや、すいません、ありがとうございます」
「最初からそう言えっ、立てるか?そろそろ帰るぞっ」
「うん…けど、あんたは部活でしょ?」
「いや、今日は珍しく練習が休みなんだ」
「そうなんだ…あっ、でも私水内くんにっ…」
「あ~言ったから…アイツには、今日は無理だって」
「えっ?あっ…そうなんだ?わかった」
何かよく分かんないけど、色々世話になってるな私…。
そして私達は帰り支度をして、学校を出ることに。
カイと帰るの久しぶり。
それもいつも部活の休みの日だ、当たり前だけど。