ラブ×コントロール
何人かの部員が通って行き、チラチラ見られながらも待っていると、ようやくカイが来たのが見えた。
「カイっ」
「えっ…?おまえこんな所で何してんだよ?」
「ちょっと…先生に頼まれてノートのコピー渡せって」
「コピー?」
私はカバンからコピーを渡そうと、中を探すけど、
「あれ…?」
「おい、ないんか?…あっ…!ヤベッ監督だ!」
「えっ?」
そう言うとカイは突然慌てて、私の腕を引っ張り私達は合宿所に入った。
「ちょっと~!?」
私の事はおかまいなしにカイは進んでく。
カイに連れられて、私達はいつの間にか玄関を入ってすぐ隣にある個室に入った。
部屋に入ると、カイはなんと鍵をかけ始めた…しかもこの個室はカーテンも閉まっていて電気もついていなかった。
突然そんな所に連れて来られたせいか、私はパニクった。
「えっ!?ちょ…何で隠れるのよっ…!」
「シー!静かにしろっ!」
そう言って私はカイに、手で口をふ塞がれるハメに。
「んん―…!」
苦しい…!
しばらくしてカイは手を離す。