ラブ×コントロール


「へぇ~」


再び私は感心した、
本当に優等生だなぁ~。


どっかの誰かと大違いっ。


私が小さくうなづき、上の段に移ろうとすると、


「あっ、咲原さん上の段は僕がやるよ、危ないからね」


「あっ…うん、ありがとっ」


「いや、当然だよ」


「水内くん優しいんだね、何か女の子の扱いとかに慣れてるような?」


「そうかな?僕は妹が二人いるから、その二人の面倒はよく見ているけどねっ」


「へぇ~そうなんだね」


水内くん優しい眼差しで答えるな…きっと妹の事大事なんだろうな。


それに、水内くんと話してると和やかだなぁ~。


そういえば、カイには兄弟いるの?とか聞いた事なかったな。


いつも、ケンカ腰になるからかなぁ…。


そして私達はたわいない話をしながら、作業を進めて行き、何とか終わりが見えてきた。


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