ラブ×コントロール


「とうとうベスト4だっ、今日の相手は去年決勝で杉崎高と戦った相手だぞ」


「おぅ」


「絶対勝つぞ!」


「おうよっ」


そして試合開始のサイレンが鳴る。


ウゥゥ―――……


「プレイボール!」


先発のカイの立ち上がりは良く、二回裏まで0点に抑える。


そして3回表。


バッター7番のカイが出ると、桜川スタンドが沸く。


「キャーー!!」


その悲鳴に私は耳を塞ぐ。


「また増えてるね?本道のファン、まぁ幹野くんの方が断然カッコいいけどっ」



< 259 / 364 >

この作品をシェア

pagetop