ラブ×コントロール
ダブルデート
それはある日突然、絵美に言われた。
「はっ!?ダブルデートっ?」
「そう!幹野くんと本道と宇美と4人でっ」
「えー!?何で?」
「お願いっ!顔と名前は覚えてもらってると思うけど、なかなか進展しないの~けど、2人だったら重いし、4人なら!ねっ?お願~い!」
「そんな…っていうか、何で私の相手がカイなのよっ?」
「えっ?他に誰かいるの?」
「うっ…それは…」
「それに、本道なら同じ野球部だし幹野くんも来やすいでしょ?」
「まぁ…じゃぁ絵美の為よね?」
「そうっ!お願い協力して~」
絵美が私の前で、両手を合わせてるのを見て。
「う~ん、分かったよ…けど二人には絵美から言ってよ?」
「全然オッケー!ありがとうっ、宇美~」
絵美は喜んで私に抱きついてきた。