ラブ×コントロール
「い…行くけど、それが頼んでる態度なのっ?」
「あぁ!」
「………っ!」
カイのいつもの様な態度にも、いつもの笑顔を向けられると…私はどうも弱い。
そういうのが、ずっと前からムカつくし私が振り回されてるみたいで悔しい……。
でも……今はそんなカイの態度にも、ほんのちょっとだけ気持ちが感じられるのかも。
まさか、自分にそんな思いが芽生えるなんて思わなかった。
だってアイツの印象は最悪だったから。
初めてだった…
誰かの姿が目に焼きついたのは……。
アイツは簡単に私の心を
奪ったんだ。