ラブ×コントロール


そして、ダブルデート当日。


4人で待ち合わせたのは、地元の遊園地。


私は待ち合わせっていうのに弱く、よく遅刻してしまい、友達にも度々怒られる。


目覚まし時計を2つセットして起きたのに、家を出る頃にはもう時間が迫っていた。


「ヤバ~イ!」


今日は絵美だけじゃなくて、幹野くんもいるのに、遅刻なんてヤバイ!


しかもカイにはきっとまた何か言われる~!


私は急いで待ち合わせ場所へ走る。


「はぁっ…!」


ヤバイ、結局遅刻してしまった。


皆の姿が見えて、「ゴメ~ン!」と言いながら近づくと、絵美にほっぺを膨らませながら「遅~いっ」と言われ、私はとにかく謝ることに。


「皆さん、本当っごめんなさいっ!」


すると、


「まぁ、これでそろったんだからいいじゃん、中入ろうぜっ」


「さっすが幹野くん、心広~い!宇美、今度からは気を付けてよ~」


そして最後にカイが、



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