ラブ×コントロール


最初の頃はクラスからの冷やかしの声があったけど、見慣れたのか最近は少しおとなしくなった。


そして隣を歩く宇美に俺は言った。


「なぁ、今度の休みどっか行かね?」


「えっ?うん…いいけど」


付き合ってからデートらしいデートをしてないせいか、宇美は少し驚いている。


「どっか行きたい所とかある?」


「う―ん…」


宇美は、後輩が部活をしているグラウンドを見つめてから口を開いた。



< 325 / 364 >

この作品をシェア

pagetop