ラブ×コントロール
……っていうか、
“可愛いマネージャーだったら”か…。
「そういえば、初日の試合見に行けなさそうだよ?学校だし」
「えっ?あぁ、そうみたいだな」
「うん、だからムリ」
「じゃぁ、サボって来いよ」
「はっ!?ムリよバカッ!」
「ちっ、まぁいいや絶対勝ち進むから次は見にこいよっ」
「行けたらね…」
カイは偉そうにそう言ってきたけど、“絶対に勝ち進む”ってよく言い切れるなぁ。
どっからそんな自信がついて来るのか、見ておきたかったけど、次に持ち越しだな。
口だけじゃない所、ちゃんと見せてもらわないと。
そんな事を考えていると、カイがグラウンドへ戻ろうとする。
「じゃ俺行くから、あんまり遅いとどこまで行ってたんだって言われるからなっ」
「あっ…ねぇっ!」
戻ろうとしてたカイを私は引き止めた。