不思議な眼鏡くん
初めて一緒に手作りのご飯を食べて、一緒にお風呂に入って、「おやすみなさい」と言って一緒にベッドに入った。
「シングルベッド、せま」
響が言う。
「だって二人で寝ること想定してないもの」
お風呂上がりのあったかい体が密着する。
響が耳にキスをして、それから唇に。自分がいつも使っているシャンプーの香りがして、不思議な気持ちになる。
この人もわたしの一部みたいな感じ。
キスを繰り返す。
「さっきお風呂でもいろいろしたけど」
響の熱い息が首にかかった。「する?」
「……何を?」
咲も笑みを堪えて見上げた。
「知ってるくせに」
響は片手でパジャマのボタンを外す。そして「これ、邪魔」とパジャマを剥ぎ取った。自分も体を起こしてシャツを脱ぎ捨てる。
布団が持ち上がると、冷たい空気がお互いの間に忍びこむが、すぐにまたに肌の暖かさに包まれた。
抱きしめて、キスをして。
いくらしても、これで十分ということがない。
足りないくらい。
カーテンから夜の空が透けて見える。白い光がその隙間から差し込んでいて。
「シングルベッド、せま」
響が言う。
「だって二人で寝ること想定してないもの」
お風呂上がりのあったかい体が密着する。
響が耳にキスをして、それから唇に。自分がいつも使っているシャンプーの香りがして、不思議な気持ちになる。
この人もわたしの一部みたいな感じ。
キスを繰り返す。
「さっきお風呂でもいろいろしたけど」
響の熱い息が首にかかった。「する?」
「……何を?」
咲も笑みを堪えて見上げた。
「知ってるくせに」
響は片手でパジャマのボタンを外す。そして「これ、邪魔」とパジャマを剥ぎ取った。自分も体を起こしてシャツを脱ぎ捨てる。
布団が持ち上がると、冷たい空気がお互いの間に忍びこむが、すぐにまたに肌の暖かさに包まれた。
抱きしめて、キスをして。
いくらしても、これで十分ということがない。
足りないくらい。
カーテンから夜の空が透けて見える。白い光がその隙間から差し込んでいて。