なにがどうしてこうなった!?
絶対にしないで!
次の日の朝。
いつもは、お母さんに起こされる私が自然と目を覚ました。
「んっ……ふー…………!」
腕を上にあげ、身体を伸ばす。
自然に目を覚ましたが、周りの様子を伺うと、部屋には私一人の様だった。
自然に目が覚めても、結局1番にはなれないか……。
ぼやけていた頭が徐々に冴えていき、それと同時に、昨日起こったことを思い出していく。
「はぁ、もう……!」
いろいろ思い出し、自分の顔が熱くなっていくのを感じた。
はあ、昨日のことがあって亮ちゃんに会うの気まずいなぁ……。
でもずっとここにいるわけにもいかないし……行くしかないな。
重たい気持ちを奮い立たせ、洗顔や歯磨きをしようと洗面台に向かう。
階段を降りて、洗面所に入ろうとすると、そこに人影が一つ。
中をこっそり見ると、そこにいる人と目が合ってしまった。