なにがどうしてこうなった!?
地味なあのダサいヒトに会いたい。
いつもピンチの時に駆けつけてくれる、あのヒトに会いたい。
真っ直ぐな瞳で私を見る、あのヒトに会いたい。
…………私が好きなあのヒトに……。
きっと来てくれる。
そんな気がしていた。
待っていれば必ず見つけてけてくれる。
ちゃんと待ってるから来て……。
意識が遠のいていく。
頭が痛い。
あぁ頭を打ったのかな。
よく分からないけど少し眠たい……。
そこで私の記憶はまたもやブラックアウトした。
深い深い闇に飲み込まれるような、眠りへの誘いだった。