なにがどうしてこうなった!?
「皆さんの担任を任せられました、武田です。
よろしくお願いします。
まぁ私の自己紹介はそのくらいにして、皆さんの中でも噂などで知ってる人もいると思うのですが、転校生を紹介します。
じゃあ入って」
扉から現れたのは男の子。
その子を見た瞬間椅子から思いっきり立ち、後の机に椅子を思いっきり叩きつけたことなどお構い無しに自分でも気付かず叫んでいた。
「なんであんたが!」
そう、現れたのは朝の男の人(変態&イモメン)だった。
クラス中の視線が自分に集まってることに気づいてから自分が叫んでいたことに気づいた。
…やば、やっちゃった。
頭に刺さる紗綾の視線が……辛い。
後で根掘り葉掘り聞かれることは確定だ。
あとは何も言わず静かに席に着いた。
そう、それこそ何事も無かったように。
先生も触れないで欲しいという私の気持ちを察してくれたのか私の愚行については何も言わずそのまま続ける。
まぁ特に何も考えてないだろうけど。