なにがどうしてこうなった!?


その空気を打ち消すように先生があの変態に促す。




「はい、じゃあ席に着こっか」




ドキッとした。

嫌な予感がした。


だって、私の席の隣が空いてるから。


欠席の子だと思ってたのに。


周りを見渡しても他に空いている席はない。


絶望的に、隣、決定だ。


「あぁ、あそこの席だね」



担任が私の隣の席を指す。





ですよねーーーー!


心の中で泣いた。


「はい」



あの変態が近づいてくる。



公衆の面前で「あんた!」なんて叫んでしまったあとだから、確実に私のことバレてるよね。



それでも、顔を思いっきり逸らすことを止められない。


すると、隣の席に座るあいつが隣に立った。

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