育ててくれたヒト。
「6年1組…ここか!」
梨心はガラガラ…と扉を開ける。
すると教室の中には10人程人が居て、全員の目線が扉の方に移った。
誰が同じクラスなのか、を確認したのだろう。
しかし梨心は、話したことある人なんて居なかった。
クラスメートは
「ああ。こいつは別に話さないと思うしいいや。」
と目線を元に戻した。
梨心は周りの視線を気にせず、自分の席を確認し、席について読書を始めた。
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