一匹少女が落ちるまで
「雨宮がストーカーするから」
「はぁ?」
赤羽のセリフに俺は思わずそう声が出る。
「紫月?」
俺は詳しく説明してもらおうと彼女を見る。
「考えたんです。理央がここに来ることは承諾しましたが、最近特に赤羽くんのことを話題にしてはおしゃべりが止まらず、私の読書の邪魔になるので。だったら、さっさと赤羽くんに勉強してもらって理央を黙らせようと」
「は、はぁ…」
でも、あの赤羽が言うこと聞いて仕方なく勉強するほどのストーカー行為って…。
紫月、何やったんだよ。。。