一匹少女が落ちるまで

【side 理央】


「なるほどね…」


週末、紫月が赤羽につきまとって仕方なく勉強することを決めたとザッと赤羽からそんな説明をうけて、そううなづく。



「まぁ、そういうことだから、仕方なく」



「あとは理央の仕事です」


「あ、あぁ」

こうして、絶対交わることのなかったはずの3人の妙な放課後生活が始まった。



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