一匹少女が落ちるまで

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♪〜♪〜♪


部屋で勉強していると、普段はあまりならない私のスマホが鳴りだした。


休みの日中に私に電話をかけてくる人…。


私はその人物を考えながらスマホを手に取る。



────っ！？



「新山さん…」



どうしよう…。


電話、取りたくない。


どうせ聞かされるはずだから。


きっと理央と付き合うことになったっていう報告だろう。


でも…。


彼女を大事にするって決めたのは自分だ。



ピッ


私は通話ボタンを押して、スマホを耳に持っていく。



「…もしもし、雨宮です」