一匹少女が落ちるまで



「ふーん。ホッシー彼氏いるんだ〜」


「だ〜か〜ら〜!別にそんなんじゃないよ。春樹には勉強教えてもらっただけ。だから帰り遅くなったの」


ダイニングテーブルを囲んで、せんべいを食べながらいつものように園子と星花が何やらまた盛り上がって話をしてる。



「ソノちゃんはいっつも恋バナに持っていこうとするよね!」


「だって〜楽しいじゃ〜ん!」

園子がせんべいを頬張り、足をブラブラと楽しそうに揺らしながらそう言う。



< 38 / 487 >

この作品をシェア

pagetop