島…君をレンタルしたいカナ
「ファンヒーター点けてていいから」
どうやら休憩室らしい。
ニコッと笑う彼に胸をキュンと軋ませながら、スゴスゴとカーテンへと向かって行く。
カーテンを捲ると通路の奥にミニキッチンが見えた。
手前には小上がりになった畳敷きの部屋があり、そこには一応テレビとファンヒーターが置いてある。
可愛いハート柄のひざ掛け毛布が一枚、無造作に畳まれ、座椅子の上に乗っかってる。
多分カンナさんの毛布だと思うけど、そうでなかったら誰のだろう。
(まさか、島さんの元カノの?)
自分で考えて落ち込む。
いい加減そこから思考を改めようとしてた時に、天井に近い壁に飾られたフォトフレームに気づいた。
白枠やシルバーの何処にでも売ってありそうなフレームの中に飾られてあるのは、小動物や鳥の写真。
私がチョロを写した時の様に、可愛い仕草や面白い顔なんかが貼られてある。
中には穏やかな表情で眠ってる写真もあって、思わず部屋に上がり込んで壁沿いに歩きながら眺めた。
お団子のようにくっ付き合って眠るハムスターの赤ちゃんの写真に笑いが出た。
チョロ以上に口の中にエサを押し込もうとしてるシマリスのヘン顏もある。
「ふふ…」
これ誰が撮ったんだろう。
どの写真も小動物命への愛情が溢れてるようだけど。
「あ…このオウム…」
どうやら休憩室らしい。
ニコッと笑う彼に胸をキュンと軋ませながら、スゴスゴとカーテンへと向かって行く。
カーテンを捲ると通路の奥にミニキッチンが見えた。
手前には小上がりになった畳敷きの部屋があり、そこには一応テレビとファンヒーターが置いてある。
可愛いハート柄のひざ掛け毛布が一枚、無造作に畳まれ、座椅子の上に乗っかってる。
多分カンナさんの毛布だと思うけど、そうでなかったら誰のだろう。
(まさか、島さんの元カノの?)
自分で考えて落ち込む。
いい加減そこから思考を改めようとしてた時に、天井に近い壁に飾られたフォトフレームに気づいた。
白枠やシルバーの何処にでも売ってありそうなフレームの中に飾られてあるのは、小動物や鳥の写真。
私がチョロを写した時の様に、可愛い仕草や面白い顔なんかが貼られてある。
中には穏やかな表情で眠ってる写真もあって、思わず部屋に上がり込んで壁沿いに歩きながら眺めた。
お団子のようにくっ付き合って眠るハムスターの赤ちゃんの写真に笑いが出た。
チョロ以上に口の中にエサを押し込もうとしてるシマリスのヘン顏もある。
「ふふ…」
これ誰が撮ったんだろう。
どの写真も小動物命への愛情が溢れてるようだけど。
「あ…このオウム…」