島…君をレンタルしたいカナ
(うわぁぁぁ。スッゴい感動〜〜っ!!)


もう一回呼んでと強請ってもいい?
いい加減にしろって言われたら、それはそれでいいかも♡


「帰るよ」


あーん!いけずだー!


「カナ」


「はいっ!」


思いっきり大きな声で返事をした。
前を向いてた彼が驚いて振り返り、私に向かって目尻を下げた。


「可愛い…」


その一言で十日は生きれます!店長!


私はペットか……って気分で歩きだした。


(島さん、私をペットとしてでもいいから一生レンタルして下さい!)


……なーんて思いは、当然の如く頭の隅っこに引っ込めたーーー。


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