島…君をレンタルしたいカナ
「動物はお好きなんですか?」
「飼ったことは一度もないけど大好きですっ!」
「一番好きなアニマルは?」
「シマリスです!前に一度レンタルしたこともあります」
「レンタル?」
面接官の一人にシマリスを飼ってる人がいて、珍しいなぁ…と言われた。
そこから話が発展して、冬眠させてしまったんです…と話せば、あー寒いとしちゃうんだよねーと笑い飛ばされた。
好感触ではあったけど、その場での気遣いかな…と期待せずにいたんだ。
だけど、面接から一週間経った今日、そのオフィスから返事が届いて。
ドキドキしながら封筒を開けると、「採用通知」の文字が見えて疑った。
(ひょっとして新手の詐欺かドッキリかも!?)
何処の面接を受けても合格しないできたから、直ぐには信用できなかった。
「これ絶対ニセモノよね!?」
全く信じないで続きを読んだ。
そしたら、どうにも本物みたいな内容で……。
「うっそー!」
何度も何度も読み返し、間違いないとやっと思えた。
それで直ぐに連絡を取って、来週の月曜日に出勤することが決まったんだ。
先ずは長いことお世話になった本屋へ足を運び、今週いっぱいで辞めますと辞表を提出した。丁度出勤してた奈緒がそれを聞き、「寂しい〜!」と泣きつかれてしまった。
「でも、おめでとう。これで心置きなく彼氏と付き合えるね!」
「飼ったことは一度もないけど大好きですっ!」
「一番好きなアニマルは?」
「シマリスです!前に一度レンタルしたこともあります」
「レンタル?」
面接官の一人にシマリスを飼ってる人がいて、珍しいなぁ…と言われた。
そこから話が発展して、冬眠させてしまったんです…と話せば、あー寒いとしちゃうんだよねーと笑い飛ばされた。
好感触ではあったけど、その場での気遣いかな…と期待せずにいたんだ。
だけど、面接から一週間経った今日、そのオフィスから返事が届いて。
ドキドキしながら封筒を開けると、「採用通知」の文字が見えて疑った。
(ひょっとして新手の詐欺かドッキリかも!?)
何処の面接を受けても合格しないできたから、直ぐには信用できなかった。
「これ絶対ニセモノよね!?」
全く信じないで続きを読んだ。
そしたら、どうにも本物みたいな内容で……。
「うっそー!」
何度も何度も読み返し、間違いないとやっと思えた。
それで直ぐに連絡を取って、来週の月曜日に出勤することが決まったんだ。
先ずは長いことお世話になった本屋へ足を運び、今週いっぱいで辞めますと辞表を提出した。丁度出勤してた奈緒がそれを聞き、「寂しい〜!」と泣きつかれてしまった。
「でも、おめでとう。これで心置きなく彼氏と付き合えるね!」