島…君をレンタルしたいカナ
「でも、気分的にはそれに近いかな。あの声を間近で聞けると思うとハッピーだし」
上目遣いに思い出し、やっぱり二ヘラッとしてくる。
「おいおい、それはもう恋ってやつじゃないの?」
「切り替え早くない?」と言われ、グサッと胸に突き刺さるものも感じたけど。
「これが恋なら本望だね。あの人とならいい恋愛できそうな気がする」
昨日すぐ側に寄ってきた彼の雰囲気を思い出してウットリ。あの人に比べれば、マコト君なんて子供ぽかった。
「なんか変に浮かれてない?今度は男に噛み付かれてお終いなんてことのないようにしてよ?」
「大丈夫!まだそんな関係にもなれてないから」
先ずは、今日行ったら自分の名前を教えよう。
相手の名前を聞き出すには、自分の情報を先に教えておかないとね。
「それならいいけど注意して。カナは盲目になるとその人の全部がよく見えちゃうから」
「うん、気をつけるわ〜」
軽い返事だなぁ…と呆れる奈緒を残して、先に店を飛び出した。
二十五歳にもなって恥ずかしいけど、スキップして行きたいくらいに胸がずっと弾んでる。
(うふふ。なんか幸せ)
たかがペットショップに行くというだけでこの幸福感。
単純と言えば単純だけど、それでも私はハッピーだからいいんだ。
上目遣いに思い出し、やっぱり二ヘラッとしてくる。
「おいおい、それはもう恋ってやつじゃないの?」
「切り替え早くない?」と言われ、グサッと胸に突き刺さるものも感じたけど。
「これが恋なら本望だね。あの人とならいい恋愛できそうな気がする」
昨日すぐ側に寄ってきた彼の雰囲気を思い出してウットリ。あの人に比べれば、マコト君なんて子供ぽかった。
「なんか変に浮かれてない?今度は男に噛み付かれてお終いなんてことのないようにしてよ?」
「大丈夫!まだそんな関係にもなれてないから」
先ずは、今日行ったら自分の名前を教えよう。
相手の名前を聞き出すには、自分の情報を先に教えておかないとね。
「それならいいけど注意して。カナは盲目になるとその人の全部がよく見えちゃうから」
「うん、気をつけるわ〜」
軽い返事だなぁ…と呆れる奈緒を残して、先に店を飛び出した。
二十五歳にもなって恥ずかしいけど、スキップして行きたいくらいに胸がずっと弾んでる。
(うふふ。なんか幸せ)
たかがペットショップに行くというだけでこの幸福感。
単純と言えば単純だけど、それでも私はハッピーだからいいんだ。