島…君をレンタルしたいカナ
妄想ワールド
『雪でお店休みだって。ラッキー!』
「じゃないっ!!」
液晶画面に向かって大きな声を張り上げた。
朝から降ってた雪のおかげで電車は徐行運転、勤め先の本屋は入荷が明日に延びたらしく、今日は急遽休みになってしまった。
パート仲間の奈緒は喜びのメッセージを送ってきた。
だけど、私は隣家の屋根の上に降り積もった雪を見ながら、慌てて出る準備をしようとしてたところだっただけにショックが大きい。
昨日に引き続き今日も休みなんてどうする。
島店長さんに会いに行くつもりでいたのに、それも出来やしない。
(えーん!恨む!)
子供っぽく空を見上げた。
それから彼に断りのメールを送った。
『雪で仕事が休みになりました。今日はお店に行けません…残念。(T ^ T)」
泣き顔の文字を送ると間もなく返信が入り。
『こっちも今日は店休日にするつもりでいたからいいよ。寒いから風邪に気を付けて』
「はいっ!」
またしても大きな声で返事をしてしまう。
ぎゅっとスマホを握りしめ、幸せな気分に浸った。
(優しーい。大好きっ!)
子供っぽく画面にチューとかしちゃったりして。
流石に大人のやることじゃなかったな…と反省し、ケージの中を覗き込んだ。
「……チョロ?」
昨夜は母と賢太に名前を付けるなと言い切ったのにこれだ。
「じゃないっ!!」
液晶画面に向かって大きな声を張り上げた。
朝から降ってた雪のおかげで電車は徐行運転、勤め先の本屋は入荷が明日に延びたらしく、今日は急遽休みになってしまった。
パート仲間の奈緒は喜びのメッセージを送ってきた。
だけど、私は隣家の屋根の上に降り積もった雪を見ながら、慌てて出る準備をしようとしてたところだっただけにショックが大きい。
昨日に引き続き今日も休みなんてどうする。
島店長さんに会いに行くつもりでいたのに、それも出来やしない。
(えーん!恨む!)
子供っぽく空を見上げた。
それから彼に断りのメールを送った。
『雪で仕事が休みになりました。今日はお店に行けません…残念。(T ^ T)」
泣き顔の文字を送ると間もなく返信が入り。
『こっちも今日は店休日にするつもりでいたからいいよ。寒いから風邪に気を付けて』
「はいっ!」
またしても大きな声で返事をしてしまう。
ぎゅっとスマホを握りしめ、幸せな気分に浸った。
(優しーい。大好きっ!)
子供っぽく画面にチューとかしちゃったりして。
流石に大人のやることじゃなかったな…と反省し、ケージの中を覗き込んだ。
「……チョロ?」
昨夜は母と賢太に名前を付けるなと言い切ったのにこれだ。